アトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎はどんな病気?
アトピー性皮膚炎とは強いかゆみと湿疹が、寛解、増悪を繰り返す疾患です。
年齢によって症状があらわれる部位が変わります。乳児期では顔や首に現れ、幼児、学童期になると首のまわり、肘の内側や膝の裏側に多くみられます。思春期、成人になると下半身よりも上半身で発疹がみられ顔から首、胸や背中などにでるのが特徴です。湿疹は左右対称に現れるのもアトピー性皮膚炎の特徴です。
アトピー性皮膚炎の原因
- 1.バリア機能の低下
- アトピー性皮膚炎とは強いかゆみと湿疹が、寛解、増悪を繰り返す疾患です。
年齢によって症状があらわれる部位が変わります。乳児期では顔や首に現れ、幼児、学童期になると首のまわり、肘の内側や膝の裏側に多くみられます。
思春期、成人になると下半身よりも上半身で発疹がみられ顔から首、胸や背中などにでるのが特徴です。湿疹は左右対称に現れるのもアトピー性皮膚炎の特徴です。 - 2.アトピー素因
- アトピー素因というのはいろいろなアレルゲンに刺激されることによってIgE抗体を産生しやすい体質のことをいいます。
両親に気管支喘息、アレルギー鼻炎、アトピー性皮膚炎のいずれか一つでもあると、そうでない場合と比べお子様のアトピー性皮膚炎の罹患率は高くなります。
アトピー性皮膚炎の治療
アトピー性皮膚炎の基本はスキンケア、薬物治療、悪化要因対策です。
皮膚乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を保つための保湿ケアは基本的に重要な治療です。
炎症を起こしている部位にはステロイド外用薬を使用します。ステロイドは最も強いⅠ群から最も弱いⅤ群まで分類されます。
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STEP1
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ステロイド外用薬を使用
小児は大人よりも弱いランクのステロイド外用薬を使用します。
ステロイド外用薬は長期使用しても全身性副作用の心配はありません。
外用薬の塗り方はFTU(フィンガーチップユニット)を基本にしています。これはチューブの場合大人の人差し指の先から第一関節までの長さの量(約0.5g)で大人両手のてのひら分の面積に塗る量になります。1歳~2歳であれば顔・首で約1~1.5FTUが1回の投与量となります。
ローションの場合は1円玉程度の大きさが大人両手のてのひら分の面積に相当します。ステロイド外用薬を使っているのになかなか痒み、湿疹が治まらないということで当院に多くの方が受診されます。
問診でどのように塗布しているかをきくと、ほとんどの例がスキンケア、外用薬の使用が不十分でした。実際に当院の看護師と一緒に軟膏を使ってスキンケアをやっていただくと多くの方が改善していきます。よりよい皮膚の状態を続けていくには正しいスキンケア、軟膏治療法を身につけていくことが必要で、当院では悪化要因対策を含めた患者教育を行うことで、痒みのない日常生活を送れるように外用薬の使い方の指導を含めて診療いたしております。
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